2015年2月16日月曜日

GEIDAI ANIMATION 06 DAWN PV公開!〜GEIDAI ANIMATION PVを振り返る〜


先日、公式サイト(http://animation.geidai.ac.jp/06dawn/)
にて修了制作展のPVが公開されました!

作品ダイジェストを挟むメインビジュアルを元にした映像は、
修了制作展でもプログラム毎に、オープニング映像として流れます。

修了制作展の始まりを飾る重要な映像ですので、毎年制作に力が入っています。




例年、アニメーション専攻修士1年の学生が集い、共同で制作を行います。
今年度は駒﨑友海さんが監督、
東京藝術大学 音楽学部 音楽環境創造科の櫻井美希さんに音楽を、
同学科の蓮尾美沙希さんに音響を手がけて頂きました。

音楽環境創造科(通称、音環)は、毎年、我々アニメーション専攻の映像作品に音を載せてくださる大切なパートナーでもあります。この組み合わせで世界の映画祭に羽ばたいていった作品も多数あるのです。


それでは、
さっそく今年度のオープニング映像の制作の裏側を覗いてみましょう。




修士一年のブースを訪れると、動画班の机に置いてある謎の立体物が目に留まりました。
作中で浮遊する「カケラ」を実際に作り、ロトスコープするための素材になるそうです。
他にも、蟻の資料を集めて構造をじっくり観察しながら作画を行っており、いかに入念に作業をしているのかを垣間みる事ができます。



こちらは、3Dレイヤーを使用したカットです。
画面を見ると、カメラや照明、霧の素材などが複数に重なって配置されており、メインビジュアルの空気感をいかにこだわって描き出したのかを感じ取る事ができます。



監督の駒崎さん。音と映像を合わせて聞いています。今までのオープニング映像に比べて印象がガラリと変わり、音との同期が非常に癖になる作品となりました。

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監督:駒﨑友海
助監督:小川育
制作進行:邵雪晴 
音楽:櫻井美希(MCE-Project1)
音響:蓮尾美沙希(MCE-Project3)
動画:木下絵李/片山拓人/キアートチョクチャイクン・チャヤーニット/髙谷智子/山中澪/刘新新
美術:大寳ひとみ/小川育
編集:小川育/駒﨑友海
デザイン:シシヤマザキ

ぜひ修了制作展の大迫力の環境で、オープニング映像も堪能してみてください。

続いて、GEIDAI ANIMATION PVの歴史を振り返ってみましょう。
こちらは去年の5期生の修了制作展、GEIDAI ANIMATION 05GO PVです。



オープニング映像は一部しか映らなかったので、本編を。




こちらは1年前に、現在の修士2年の学生によって制作されました。
監督は武田が担当。音楽を前村晴奈さん、音響を黒岩若菜さんが担当しています。

冒頭は、距離の異なる場所に配置した複数のガラス台にストーンを配置し、奥行きを出してカメラで撮影する方法で作られています。このシステムを「マルチプレーン・カメラ」と呼びます。それをさらにパソコン上で複数重ねて宇宙空間を作っています。

奥の方でたまに見える流れ星も、長さの異なる切り紙を1コマずつ置き換えて実際に撮影しています。

その他にも3Dレイヤーや、フラクタルノイズというデジタルの効果と前述のアナログ撮影をごちゃ混ぜにして、スクリーンで観る事を踏まえた爽快で少し大げさな映像を目指しました。宇宙飛行士は作画班が1枚1枚、鉛筆で描いています。


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そして、第四期生〜第一期生まで順に遡っていきましょう。



GEIDAI ANIMATION 04 SAIL PV





GEIDAI ANIMATION 03 TALK PV




GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE PV




GEIDAI ANIMATION 01+ PV



アニメーション専攻をダイジェスト映像を通して一望しますと、これからの本専攻の動きがいっそう気になりますね。是非、藝大アニメーション専攻の現在をGEIDAI ANIMATION 06 DAWN にて確かめに来て下さい。

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