学生紹介：駒﨑友海（修士１年）

 Q お名前と作品名を教えてください。

駒﨑友海（コマザキトモミ）です。

“Templex”を制作しました。

 Q 本専攻に入る前はどんなことをされていましたか？

　また、なぜ本専攻に入ろうと思いましたか？

女子美術大学のヴィジュアルデザイン専攻にいました。学部３年の頃に自由課題で制作したアニメーションを講評してもらった際、教授から藝大院への進学を勧められたことがきっかけでした。

 Q 本作品を作ったきっかけを教えてください。

これまでの自身の作品と違う傾向のものが作りたかった、というのがきっかけです。コンプレックスというわかりやすいテーマを扱うことと、テンポがいいもの、笑えるものを作るということです。ですが、完成した作品を改めてみると、これまでの傾向とあまり変わ

っていなかったので、いい意味で自身の根幹への気付きとなりました。

 Q 制作プロセスを教えてください。

テーマを決めたら、そのテーマに対して思っていることを言葉で書いていきます。書けなかったらそれに対して思うかたちを描いて、自分の頭の中を整理します。その後に大まかな尺やルールを決めて、そこから中身を詰め込んでいきます。

ただ、プロセスを形式化するとつまらなくなる気がするので、毎回そういった流れをしっかり決めて制作しているわけではありません。

 Q 今回、何を一番重視して制作しましたか？

嫌悪感と滑稽さのバランスです。

 Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか？

一人になれる空間に身を置くことと、街に出ることです。

 Q 在学中で一番印象に残った出来事は何ですか？

一時期、校舎であのツヤツヤの黒い虫が大量発生していたことです。修了生・幸洋子さんの悲鳴が三日に一回ほどの頻度で聞こえたのが今となっては懐かしいです。さながら地獄でした。

駒﨑友海さんの作品「Templex」は横浜会場プログラム「一年次作品2015」、東京会場プログラム「一年次作品2015 A」にて上映いたします。